株式会社ライトアップ

商談アポの前日確認でコスト約25%減。多彩なアイデアで活用を積極的に拡大中!

商談アポの前日確認でコスト約25%減。多彩なアイデアで活用を積極的に拡大中!

「全国、全ての中小企業を黒字にする」をビジョンに掲げる株式会社ライトアップは、独自開発のAIITツールやクラウドサービスによって企業の資金確保や新規事業を支援してきた企業です。近年はAI活用にとりわけ力を入れているという同社が、架電業務のAI化に選んだのはnocall.aiでした。その導入によって実現したこと、そして今後実現しようとしていることについて、同社執行役員の杉山宏樹さまに伺います。

技術力だけでなく、柔軟さやフットワークの軽さでnocall.aiを選んだ

── ライトアップは設立が2002年と、すでに20年以上の歴史と実績を誇る企業です。その具体的な事業内容について教えてください。

株式会社ライトアップ 杉山宏樹さん

杉山さま:ライトアップは代表の白石崇ら、サイバーエージェント社のコンテンツ部門メンバーが中心となって設立した企業です。 当初はWeb専門のライティング(記事制作)会社でしたが、自社サービス開発で培った技術力を活かしてAIを中心にした中小企業支援会社へと発展しました。 しかし、現在でも軸は企画会社だと思っていて、サービスを作るにしてもユニークなものにしたいといった気持ちが強いですね。 現在はAIの開発に特にも力を入れています。

── そんなライトアップがどのような経緯でnocall.aiを導入されたのかもお話しいただけますか?

杉山さま:ChatGPTの登場に衝撃を受けた代表の白石が、AI活用に向けてとにかく色々なことをやってみようという方針を打ち出したことが背景にあります。 当時は「自分たちの業務を全てAI化する」という極端なゼロイチ思考で始動しました(笑)。 そうした中、nocallがSNSにアップしていたnocall.aiの応答音声サンプルを聴いて、思っていた以上にスムーズだと感心して問い合わせたのが導入のきっかけでした。

── 架電業務をAI化するソリューションはnocall.ai以外にもいくつか存在します。それらの中から、nocall.aiを選んでいただけた理由をお聞かせください。

杉山さま:自然な応答音声という技術的な優位性に加え、nocallの柔軟性やフットワークの軽さを高く評価しました。 代表の林さんがガチガチのエンジニア出身ではなく、まず事業の目的があり、その手段としてAIを活用するマインドをお持ちで、我々と相性が良さそうだと感じたのです。 技術的にできるか、できないかが先に立つのではなく、本来の目的である「お客さまが便利になるか」という視点が大事だと考えています。

もちろん、技術力に関しても重視しています。ただ、導入当時の実績ではなく、半年後、1年後にどうなっていそうかを予見して選ぶようにしました。その点、nocallにはどんどんPDCAを回して成長していきそうな期待感がありましたね。

いつか、人間がもう電話をしなくてもいい体制を構築したい

── ライトアップでは現在、どのようにnocall.aiをお使いになられていますか?

杉山さま:社内の電話業務を置き換えるべくいろいろ試しています。 中でも特に手応えを感じているのが、営業担当者が毎月1,000件ほど行っている商談の前日確認への活用です。 人間がやるとトータルで3〜4時間はかかってしまうところ、nocall.aiに任せてしまえば1分で終わってしまうなど、大幅な効率化を実現できました。 これにより、人件費を約25%削減できています。

株式会社ライトアップ インタビュー風景

── この成果を受けて、今後、nocall.aiの活用を拡大していくご予定はありますか?

杉山さま:ハウスリストの掘り起こし(過去に取引のあった企業への再営業)にも使っていこうとしています。 まずはリストを分割し、失注から3か月程度のまだ鮮度の高い企業には人間が、失注からだいぶ時間が経って我々のことを忘れてしまっていそうな企業にはnocall.aiがといったかたちで役割を分担し、アポイントメント獲得の精度を高めていこうと考えているところです。

そのほか、我々の事業の1つである補助金申請支援サービスにおいて、契約企業に対して不足している書類の準備を促す架電業務にも活用していく予定です。

── 電話を利用した営業活動にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

杉山さま:ライトアップの顧客の多くは中小企業の社長で、平均年齢が70歳前後と高齢です。 この層にはメールなどのWebサービスよりも、電話を使った連絡が最も効果的なのです。 先日リリースされた折り返し受電機能も合わせ、今後さらにnocall.aiを活用していき、対応を充実させていきたいですね。

株式会社ライトアップ オフィス風景

── ライトアップの皆さんは、我々の新機能についても積極的にキャッチアップいただいています。それらの中で特に気になっているもの、有望視されているものがありましたら、ぜひお聞かせください。

杉山さま:まず、より人間らしさにこだわったという新しいAI音声「nocallボイス」が素晴らしいと感じました。 先日実施した御社とのミーティングで勧められて、実はまさに今日から試しているのですが、お客さまがAIだと気付く様子もなく会話しておられて改めて驚きました。 明確に途中切断率が改善される効果がありそうです。

そしてもうひとつが、受電対応です。nocall.aiがお客さまからかかってきた電話にも対応できるようになったことで、活用の幅が広がりそうです。 例えばメール署名欄の末尾に「この電話番号は24時間・365日、AIが対応いたします」と記載しておくことで、深夜や長期休暇中でもアポを取れるようにする計画があります。

杉山さま:新機能だけでなく、既存機能もどんどん改善されて使いやすくなっていますよね。 例えば、リアルタイム日程調整機能について、以前は1人分の予定しか調整できなかったのが、現在は複数の参加者の予定から日程を調整できるようになっています。 これによるアポ獲得率の向上に期待しています。

我々が長期的に目指しているのは、人間がもう電話をしなくてもいいような体制の構築ですので、nocall.aiには今後もどんどん新機能を追加していっていただきたいです。

真面目な機能改善、ユニークな機能追加で架電AIの可能性を拡大してほしい

── ライトアップが今後、nocall.aiにどのような機能向上を求めているかをお聞かせください。

杉山さま:企画会社の目線では、よりユニークな機能の追加をお願いしたいですね。 例えば、方言対応などいかがでしょうか? 実は現在、コールセンターを宮崎県に設置しているのですが、地元の人からはそれが声のイントネーションから伝わるようで、九州のお客さまから親近感を感じていただけているようなんです。 ですので、例えば東北地方の企業に架電するときは東北弁にするなどといったことができれば、よりアポを取りやすくなるんではないかなどと思っていました。

── なるほど! それはユニークなアイデアですね。実現も不可能ではないはずなので、持ち帰って検討させてください。

杉山さま:その延長線上のアイデアですが、特定のキャラクターから電話がかかってきても面白いですよね。 あのアニメの主人公から電話がかかってきてサービスを勧められたら、とりあえず話だけは聞いてあげようかとなるかもしれません(笑)。

株式会社ライトアップ 杉山宏樹さん インタビュー

── アイデアがどんどん出てきますね!

杉山さま:これはもう社風なんでしょうね。 ただ便利だから使うのではなく、面白いから使う、面白くなるように使うという意識がものすごく強い会社なんですよ。 特にAI活用に関しては「AIグランプリ」という催しを定期的に行っており、代表の意向でユーモアや面白さのある活用が求められるところがあります。

── いつか、nocall.aiを使った取り組みがAIグランプリを受賞できるようがんばります!

杉山さま:あと、少し真面目な要望もお伝えしておくと、今まで以上に複雑なプロンプトを実行できるように進化してほしいですね。 例えば、補助金申請のチェック項目が50個あったとしたら、そのうち15個をあらかじめnocall.aiでチェックできるようになれば、業務効率が大幅に改善されます。

こうした無茶振りをするのも、nocallがそれに応えてくれるから。 先ほどお話しした受電機能もちょっと前にお願いしたところ見事に実現してくれてとても頼もしく感じています。 ぜひ、これからもその姿勢のまま走り続けていただければと思います。これからもよろしくお願いいたします。